INSIDE NEWROPE
次のクリエイションの原資を生む
私たちは哲学やコンセプト、カルチャーを生み出し続ける「ファッション」を牽引してきた先人たちを尊敬しています。ファッションは極めて人間的な営みであり、間違いなくフロンティアの1つであり、これをAIでリプレイスできるとは思っていません。AIはあくまでも道具です。デザイナー、MD、ディストリビューターといったプロフェッショナルの方々がAIをツールとして活用することで、もっと良い仕事ができるようになると私たちは信じています。
売れるものは売って、売れにくいものは適正量だけ作って、欲しい人に届けて、クリエイションの見返りとして利益を確保する。ここで生まれた利益は次のクリエイションや技術革新の原資になります。
ブランドを育むためには長期投資が欠かせません。AIやコンテンツをインフラのように提供して、そのための原資を生むお手伝いをしていこうというのが、私たちニューロープの考え方です。
テクノロジーのフロンティアを開拓する
私たちは既に成立することが証明されているビジネスを上手にやることよりも、新しいテクノロジーで新しい市場を築いていくことに価値を置いています。
そしてファッション領域はテクノロジーとの相性がとても良いと私たちは考えています。
まずファッション領域にはデータが溢れています。商品も多様で、売り場も多様で、消費者の好みも多様で、サプライチェーンは複雑性を極めていて、1週間のサイクルで計画が見直され、またシーズンごとにそのすべてが入れ替わるということが繰り返されています。あまりにも変数が多くて、すべてを人手で賄うことは到底できません。AIなどのテクノロジーがバリューを生む余地が大いにあります。
また自動運転や医療などの領域と違って、ファッションの世界ではAIのミスが人命に関わるということが基本的にはありません。このため80%程度の精度でも用途によっては十分に実用性を担保することができています。
ニューロープの提供する様々なサービスは、こういったドメイン特有の背景に支えられています。この地の利を活かして、私たちはAIを社会実装し続けるパイロットメゾンであることを目指します。
SCOPE
私たちはグローバルに展開していくことを目指しています。
テクノロジー領域において海外展開する限界コストは低いため、多くの企業にサービスを提供することがそのまま収益性に直結します。収益性が高まると更にサービスを磨くところに投資ができて、また各社から必要以上の売上を上げる必要もなくなり、このことはニューロープのサービス利用企業の皆さまに還元を生むはずです。
BRAND as Tech Maison
- 世界水準で技術力を認められるテクノロジー企業であり続けること
- ITの歴史の浅さを自覚し、長年積み上げられてきたファッション業界から学び続けること
- テクノロジー、コンテンツを提供するインフラストラクチャとして、公共性の高い企業であり続けること
私たちは自らのブランドを磨くことにも注力します。目先の数字を追い求めると売上は立つかもしれませんが、ブランドは簡単に毀損されます。このことはあらゆるステークホルダーにとってネガティブです。
ブランドが長期的な企業の成長に欠かせないことを私たちはファッション業界から学んでいます。