【動画あり】アパレル業界の川中(MD・製造)のDXはなぜ進まないのか? – Fashion Frontiers by Newrope #3
コロナ禍で「DX」がかつてないスピード感で推し進められています。メディアでもバズワードとして度々目にするようになりました。
一方で、そのトピックスのほとんどは店舗やECといったリテール(川下)、あるいは労働環境に関するものであり、濃淡が明確に分かれているのもまた特徴です。
今回は中でもアナログの領域が広く残されているアパレルのMDや製造(川中)に目を向けます。
スピーカーはアパレル製造のIT化に取り組むDeepValley代表深谷をAIで分析して様々な企業に提供しているニューロープ代表の酒井氏に、生産管理・営業・ブランド立ち上げなどを経てコンサルタントとして独立したF2C代表の小島氏を加えた。無闇にDXを適用したら良いわけではないという前提の元、業界にとってポジティブな変化として何が考えられるか、業界歴の長い2人がディスカッションをお届けします!
開催概要
- 日時: 2021年2月12日(金)11:00-12:20
- 場所: オンライン
スピーカー
深谷 玲人 / 株式会社DeepValley 代表取締役社長
アパレル業界に10年経験があり、販売からMD、ブランド長まで経験したのち、ITベンチャー企業に転職し2年半、カスタマーサクセスとしてインサイドセールスのコンサルテングを実施、方経をわ、パレル業界に特化したIT企業として2018年5月に独立。アパレルものつくりに特化したMD、生産、企画が活用できるシステムの開発と運用、販売やTokyoFashionTechnologyLabで講師を務める。
小島 敏裕 / F2C株式会社 代表取締役
大学卒業後(株)フランドル社へ入社。一年で店長に抜擢、三年目からエリアマネージャーとして北海道・東北支店長、東海支店長、内勤では生産管理マネージャーを経験する。業界12年目にtheoryを展開するリンクインターナショナル(株)※名称当時 へ転職。社長直轄部門の営業マネージャーとして社長直々にアパレルSPA理論を学ぶ。マークスタイラー(株)では事業部長として僅か一年で赤字事業を黒字化し、複数ブランドの事業責任者やECでの新規ブランド事業立ち上げを経験。アレル業を20年経験した後に飲食業へ転身。食物販事業運営の責任者として勤務の後、東証一部上場のインテリアSPA企業ミサワ(株)へ事業本部長として入社。「衣食住」小売業全ての経験を得た。D2Cブランド立ち上げ経験を買われ、EC専業の夢展望(株)へ入社しアパレル業へ復帰。事業本部長として新規ブランド立ち上げを行なった後、周囲からの要望も後押しとなり、主にD2C事業の組み立てや販売促進についてなど、アパレルや飲食業のコンサルティングを目的とした会社を設立。現在に至る。
酒井 聡 / 株式会社ニューロープ 代表取締役
ファッションに特化したAIをファッションEC、メーカー、メディア、商社等にSaaS提供するスタートアップ、ニューロープの代表。リコメンデーションやパーソナライズ、トレンド分析、需要予測、オレーション支援などドメンにォースしバーィカルに取り組む。2018年東洋経済誌の「すごいベンチャー100」選出。
九州大学芸術工学部でアートとサイエンスを学んだ後、2009年より㈱マイナビでマーケティング、広告、エディトリアル、オペレーション、営業支援等を担当。2012年より㈱ランチェスターでウェブアプリ・スマホアプリの企画、情報設計、デザイン、開発のディレクション、運用に携わり、2014年に同社設立。
シリーズ “Fashion Frontiers”
「ファッションは感性の領域」と囁かれる反面、工業・素材・物流など様々なテクノロジーと密接な関係を切り結んできたことも史実です。
感性とサイエンスが交わる先に何が紡がれていくのか。対談を通じてその輪郭を探ります。